カットソーと重ねる
シャツに羽織る
ジャケットのインナーにも
私のワードローブに於いて、VESTは年間を通して欠かせないアイテムのひとつです。
昨今、バッグベスト、フィッシングベストのトレンドもあり、活性化しているVESTアイテム
秋冬シーズンにかけてもトップス、インナーとして活躍すること間違いなさそうです。
ANATOMICAの SAGAN VEST
私が20代前半から愛用し、既に15年以上ワードローブの定番であり続けるアイテムがあります。
それは ANATOMICAのSAGAN VEST
大人の男性に取り入れて貰いたい一着です。
ANATOMICAのSAGAN VESTはANATOMICAの定番アイテムです。型はハンティング型ベストですが、ワークやフレンチだけでは表現出来ない、独特な雰囲気のあるVESTです。
まず、フロントデザインが特徴的です。
スラント型のポケットが前身頃の胸元左右に1つずつ、腹部~左右両脇にかけて2つずつ配置されており、ボタンは7つ掛けの仕様です。ハンティング仕様の為、付属が多いにも関わらずデザインに全くムダがありません。
バックのシンチバックは伝統的な針タイプで、ウエスト調節も可能です。デザインは至ってシンプルですが、綺麗なドレープに目を惹きます。
このSAGAN VEST、一番の魅力はユーティリティーでありながらエレガンスなこと
これに尽きます。
ユーティリティーなデザインはワーク・ミリタリー・トラッドなスタイルとも好相性で、ホップサックジャケットからミリタリーブルゾンのインナー迄見事に調和します。スタイリングを幅広く楽しめるのは勿論ですが、このエレガンスな雰囲気はSAGANにしか出せません。
使われるファブリックは特別に作成されたクラシカルな生地で、他のワーク服メーカーとは一線を画す雰囲気があります。決して華美な感じは無く、機能美にエレガンスさが備わったANATOMICAらしい一着です。
機能美、エレガンスに拘り着こなすことは、ファッションのひとつの楽しみですね
■ANATOMICA http://anatomica.jp
【ANATOMICA SAGAN VEST】スタイルサンプル①
ANATOMICAのSAGANはシーズン毎に生地変されますが、今回は定期的にリリースされるバーズアイ生地を例にスタイリングしてみましょう。
SAGAN VESTのインナーは、極力シンプルに心掛けましょう。ナチュラルカラーのモックネックロングスリーブに重ねれば、バーズアイの立体感がより引き立ちますね。
パンツはゆったりしたツータックチノトラウザーで、下半身のシルエットにボリュームを出しましょう。ミニマルトップスとのバランスがポイントです。
ワタリ幅はボリュームを残しつつ、裾にかけては程よくテーパードの効いたアイテムが適してます。フランス軍のM-52モデルあたりが最適です。
こうなれば足元は黒のオックスフォードですね。
【ANATOMICA SAGAN VEST】スタイルサンプル②
秋口はコットンピケやピーチスキンのジャケットやセットアップのインナーにも良いでしょう。
オリーブカーキのカジュアルな3パッチジャケットのインナーに差せば、Vゾーンのポイントになるのは勿論、VESTのディティールと相俟って雰囲気のあるカジュアルワークなセットアップスタイルとなります。
VESTのインナーは白のボタンダウンで、襟元に余白を作ることもポイントです。そして、シャツ生地にポプリンを選べば、しなやかでエレガンスな生地がクラシカルなバーズアイのSAGANにぴったり合うことでしょう。
パンツはアンクル丈で少し短めに履き、足元は若干ボリュームを持たせましょう。コーデのテイストと色味で選べば、クラークスのデザートブーツが最適です。
まとめ
■ANATOMICAのSAGAN VESTは大人の男性にこそ取り入れて貰いたい一着
■機能美にエレガンスが備わったSAGAN VESTはワーク・ミリタリー・トラッドなスタイルとも好相性
■秋口はモックネックのトップスとして、セットアップスタイルのインナーとして着こなしたい
ANATOMICAのSAGANは私のJust Good ベーシックなアイテムのひとつです。SAGAN VESTのコーデを楽しんでみてください。
それでは皆様、良い休日をお過ごしください
hemcuff